ひとりキャンプ流行、キャンプ用品スノーピーク
コロナ禍から三密を避けキャンプが流行、人気ユーチューバーが「ひとりキャンプ」を楽しむ動画がバズり、キャンプ初心者が新しく市場に参入してきた。
テレワーク普及で地方移住者が山林を購入して、プライベート空間でキャンプを楽しむ傾向も流行している。アウトドア商品販売が伸びており、スノーピーク株価は3月23日に年初来高値3,630円まで株価上昇したが、現在は下向きトレンドのチャートになっている。
行動制限のない夏休みでキャンプ以外のレジャーに流れる
キャンプ需要の伸びと、新しくキャンプを始めるキャンプ初心者が増え市場は成長するとみられるが、新規キャンパー向けの商品が売れ業績好調に見えたスノーピークは、7月の月次売上高が鈍化した。
理由は行動制限のない夏休みが、キャンプ以外のレジャーに関心が高まった事と分析されている。更に原材料価格高騰による利益率が低下する懸念も業績、株価に影響を与え現在のスノーピーク株価が軟調に推移してるのだろう。
上半期売上34.5%増、営業利益58.6%増がピーク
スノーピークは新たにキャンパー参入によるキャンプ用品、アウトドア商品が売れた。上半期の売上高は前年同期比34.5%増の156億9600万円、営業利益58.6%増の25億5900万円だった。
しかし行動制限の無い夏休みを境に7月の売上高が鈍化、会社側は好調だった上半期の業績に対して、下半期の見通しを引き下げ通期業績予想を下方修正した。
会社発表の下方修正は、売上高327億円→318億円、営業利益52億3200万円→38億5000万円へ引き下げた。他のレジャーに流れた事や、想定為替1ドル115円が急激な円安で1ドル140円になったこと、原価高騰により利益率の低下が気にされる。
岩井コスモ証券レーティング
- クラレ(3405)「B+」継続 目標株価1120円→1180円
- スノーピーク(7816)「A」→「B+」目標株価3500円→2500円