メリルリンチが海運株の投資評価を引き下げ
BofA証券(旧メリルリンチ日本証券)は海運株の投資判断を引き下げた。海運大手3社は高配当利回り銘柄、増配銘柄、業績好調、上方修正を何度も繰り返し株式投資初心者でも簡単に株で儲けられる銘柄として人気化。
多くの投資家が注目株として買いポジションを抱えているだけに、外資系証券会社のレーティング格下げは日本郵船、商船三井、川崎汽船株価に影響が大きかった。
コンテナ定期船のピークアウトを受け投資評価引き下げ
BofA証券は日本郵船と商船三井レーティングを「中立」から「アンダーパフォーム」へ引き下げ、川崎汽船の投資評価を「買い」から「中立」に格下げした。
コンテナ船市況の上昇がピークを迎えてサイクルが下落局面に急速に近づいていると指摘。中間配当の増配や株式分割という株価にポジティブな材料が株価下支え要因とみても織り込み済みになると予想。
日本郵船目標株価を12,300円から9,400円へ引き下げ、商船三井目標株価を4,000円から3,400円に引き下げ、川崎汽船目標株価を12,700円から10,300円へ引き下げている。
BofA証券レーティング(メリルリンチ)
- 川崎汽船(9107) 「買い」→「中立」格下げ 目標株価10300円
- 日本郵船(9101) 「中立」→「アンダーパフォーム」格下げ 目標株価9400円
- 商船三井(9104) 「中立」→「アンダーパフォーム」格下げ 目標株価3400円
- 協和キリン(4151) 「買い」継続 目標株価3700円→3620円
- 東京建物(8804) 「買い」継続 目標株価2300円→2400円
- ゴールドウイン(8111) 「買い」継続 目標株価9800円→11700円
- サンドラッグ(9989) 「買い」継続 目標株価3700円→4200円