海運株7月天井説、日本郵船信用売り残3割増加、川崎汽船信用売り残89万株

スエズ運河座礁賠償金600億円?

経済活動の回復に海上輸送コンテナ船の運賃上昇が注目されている。2021年3月に発生したスエズ運河座礁は、愛媛県の正栄汽船が所有する大型コンテナ船がスエズ運河で座礁して1週間ほどスエズ運河封鎖となった事故がおきたことも運賃上昇に影響した。

6月257日の報道では、スエズ運河庁が約600億円の賠償金を請求、船主は160億円を提示して交渉されてたが、金額非公開で賠償金合意になると報じられている。

海運株6か月で2倍に上昇、信用売り残高水準

経済活動正常化リオープン関連銘柄として、海運株も投資家に物色された。昨年末から海運株は2倍近く上昇しており、株価上昇を「買われ過ぎ。いずれ株価下落する」と予想した投資家は空売りを増やしている。

空売り状況を示す信用売り残は、日本郵船が125万株で3月末から3割も増加、川崎汽船の信用売り残は89万株と3か月ぶりの高水準に増加している。

市場関係者の間では、海運株は景気に2~3か月先行して株価上昇する傾向があることから、海運株のピークは7月下旬という意見も出ていると話題になった。

参考バフェット指数が割安・割高の節目100%を超えて233%まで上昇

三菱UFJモルガン・スタンレー証券レーティング

  • 日本郵船(9101)「オーバーウエイト」継続 目標株価6100円→6900円
  • 商船三井(9104)「オーバーウエイト」継続 目標株価6500円→7900円
  • 川崎汽船(9107)「ニュートラル」継続 目標株価3300円→4400円
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