富士急行の投資判断「Outperform」
富士急ハイランド運営する富士急行の投資判断を東海東京調査センターレポートがまとめている。証券アナリストは富士急行レーティング「Outperform」継続、目標株価5,500円を据え置きとした。
今年の夏は天候不順と新型コロナウイルス拡大の第4波、デルタ株の蔓延で厳しい収益環境が続いた。2021年4月~6月の営業収益は74億円、営業損失7億円、見た目はネガティブだが前年比で損失額は改善傾向にある。
富士急ハイランド FUJIYAMAタワー開業
7月以降は富士急ハイランドで新アトラクション「FUJIYAMAタワー」開業、フリーパス料金を従来より100円値上げ、新フリーパス「30分前優先入園特典付きフリーパス」を導入。
8月は年間を通じて最も繁忙期であるハイシーズンだが、変異株によるコロナ感染者数増加、緊急事態宣言など外出控えや、8月の天候不順、雨天の日が多かったことで低調な収益予想とされている。
ド・ドンパ事故、首や胸の骨折
「発射1.56秒で時速180km! 天井知らずのスピードキング!」で人気の絶叫マシン「ド・ドンパ」で、利用客が首の骨折、胸の骨を折るなどの事故が発生した。
富士急ハイランドは謝罪会見を行い、8月12日から運行停止した。アナリストは設置された第三者委員会の調査結果を待ち再評価する模様。
東海東京証券レーティング
- やまみ(2820)「ニュートラル」→「アウトパフォーム」目標株価2200円→2360円
- DIC(4631)「アウトパフォーム」継続 目標株価3800円→5070円
- 富士急行(9010)「アウトパフォーム」継続 目標株価6500円→5500円
- 雪印メグミルク(2270)「ニュートラル」継続 目標株価2360円→2460円
- 森永製菓(2201)「アウトパフォーム」継続 目標株価4630円
- 森永乳業(2264)「アウトパフォーム」継続 目標株価9150円
「ド・ドドンパ」新たに9人けが 原因を専門家は(2021年8月23日)