サムティ売上高11.5%減、営業利益36.9%減少
マンション中心の総合不動産デベロッパー、REIT活用したビジネスモデルへの転換を進めているサムティは、新型コロナウイルス影響で業績が悪化した。
サムティ業績は2021年上半期にマンション販売減少、ホテル収益悪化が影響して営業利益が前年同期比36.9%減となった。上半期の売上は241億9300万円で前年同期比11.5%減。
不動産価格下落6年振り
3月23日に国土交通省が発表した全国の公示地価は、前年比マイナス0.5%と6年ぶりの下落となった。とはいえ、リーマンショック、東日本大震災の時と比較すると不動産価格下落は軽微で、低金利を背景に不動産市場は活況が続いている。
テレワーク普及で首都圏オフィス空室率が上昇、オフィス賃料の下落、大型オフィスからダウンサイジングした、比較的面積の小さいオフィスへ移転する企業も目立ったことで、オフィスの必要性が改めて考えさせられる機会になった。
一方で、住宅レジデンスは家で過ごす時間が長くなり、在宅勤務により通勤しなくてよいと環境の変化で遠方でも広い面積を好む傾向で住宅価格は上昇が続いている。
※公示地価とは1月1日時点での地価
サムティ投資7,500億円グループ資産1兆円
サムティは2025年11月期まで今後5年間に、約7,500億円を投資してグループ資産1兆円を目指す。インカムゲインを中心としたビジネスモデルへの転換を進め、REITを活用して中期的な成長が期待される。
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- サムティ(3244)新規「B+」目標株価2500円
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